雲龍院の紅葉

雲龍院は泉涌寺の別院である。
泉涌寺と云えば御寺とも云われ皇室ゆかりの寺として知られる。
この日は天皇陛下が歴代天皇の陵墓に参拝される前日と云う事もあり厳重な警備体制が敷かれていた。

数年前に泉涌寺には訪れていることもあり今回はスルーして雲龍院を目標にしている。
この日雲龍院は警備対象には入っていないようで結構多くの観光客が訪れていた。

ズバリ言うわよ!昔テレビで流行ったフレーズではないが、思った以上に紅葉は少ない。
雲龍院の特徴は量でも質でもない。紅葉の鑑賞の仕方である。

悟りの窓と云われる円形窓からの観る楽しみ方、
あるいは蓮華の間からは四角い窓を四つ並べて観る楽しみ方がある。

それを是非一度観てみたいと思い訪れたのである。おそらく訪れる多くの人がそうであろう。
観る方角を変えたり、窓などに工夫を凝らしたりして楽しむのもオツなものである。
そうか、昔の人は観方を工夫して風流を楽しんだのか・・・。
妙に納得がいくのであった。

紅葉の名所の定義はない。名所なんて曖昧でしかない。
そして人それぞれにいろんな楽しみ方があってよい。
美しいとか楽しいとか感動したとか心打つものがあればそこがその人にとっての名所なのだ。
おすすめ度
(2.1)
少ない紅葉でも鑑賞の仕方で感動が変わります。
そういう意味では雲龍院は一見の価値があります。
紅葉そのものには期待できません。

雲龍院の紅葉です


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