余野公園のツツジ

余野公園はJR関西本線の柘植駅から車で10分ほどのところにあるツツジの名所だ。
この日はあいにくの雨だった。空はどんよりとして小雨が降りしきる中でのツツジ鑑賞だった。
駐車場から少し公園の中に入ると右側に芝生広場がある。その向こうにやや薄みがかった赤いツツジが見えてくる。
ヤマツツジが多いようだ。
奥へ奥へ歩くにつれ、果てしないツツジの森の中へと入って行くような感覚だ。
森は森でも赤い森だ。もし晴れていたなら燃えるような赤い炎の中に入っているような感覚に包まれたかも知れない。
余野公園のヤマツツジは自生のものが多く、
中には樹齢が100年以上のものもあるというから驚きだ。
これでも昔から比べると花の勢いが衰えてきているという。
昭和60年代迄はツツジが全山、燃えるように咲いていたそうだ。
現在、保存と再生に向けて色々な取り組みが行われている。
約8haの広さにその数は1万5千本、多少の小山はあるがそんなに高度差はない。
ほぼ平地といってもよいくらいだ。
関西では葛城山や鳥見山公園など、ヤマツツジの自生地があるがほとんどは山の上にある。
平地でこれだけの自生は珍しいのではないだろうか?
ツツジは公園中央の大部分を占めている。
まさにツツジの為の公園だといえる。

(デジカメを取り出してツツジを撮ろうとするとすぐにレンズが濡れてしまいます。
また、薄暗い天候では思うような写真が撮れなません。
満足な画像ではありませんが雰囲気だけでもご覧ください。)

おすすめ度 ★★★★
(4.0)
余野公園はまさにツツジの為の公園だといえます。
ヤマツツジで周囲を覆われる雰囲気は圧巻です。
機会があれば是非観て欲しい所です。

ツツジの余野公園へご案内


余野公園入口です

芝生広場の奥がツツジ園

風雨の中、鯉のぼりも・・・

この奥へと進みます

左手に噴水があります

モチツツジも咲いています

公園の片隅に懐かしのSLが

ヤマツツジがほとんどです

余野公園のツツジの森の中へどうぞ


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