当麻寺のぼたん

当麻寺は大阪と奈良県の県境にある二上山の東の麓に位置する。
南阪奈道路で「葛城IC」からはすぐだ、大都会大阪に近いのが良い。
白鳳時代に創建された当麻寺は国宝や重要文化財が大変多い。
参道から石段を上り仁王門をくぐるとゆったりとした広場があり左右に僧坊が連なる。
平安時代には40ほどの僧坊があったとさえている。
僧坊はそれぞれ独立した寺でもありそれぞれに牡丹園を持っている。
それだけに、各牡丹園ごとに料金を払うことになるので結構な料金を払わなければならない。
今回私は3ヶ所の牡丹園に入った。下に紹介している、中之坊、奥の院、西南院である。

中之坊は当麻寺では最も古い僧坊である。
「香藕園(こうぐうえん)」は大和3庭園の一つとして名勝史跡にもなっている。 また「丸窓席」と言われる茶室や書院「御幸の間」は需要文化財にも指定されているそうである。
境内の建物の周りを埋め尽くす牡丹は大変観賞がしやすい。

奥の院は仁王門から最も遠く高台に位置する。
入口から本堂の周囲にかけて牡丹が咲いているが見所は浄土庭園にある池の周囲である。
大きな石が絶妙な配置で置かれており、その真ん中に池が造られている。
池の前の広い庭一面に白に近い砂利が敷き詰められている。
近くには少し変わったお堂があり、全体として眺めると中国の水墨画に色をつけたようである。

西南院はすぐ裏側が山になっており、境内を周る遊歩道は山を少し登らなければならない。 登るといっても高さは20m前後、上からの眺めはよい。
登る手前に池があり池には三重の塔が映し出された景色は必見である。
少し登ると、目の前にシャクナゲの花が美しく咲いていた。ここはシャクナゲ園にもなっている。
下を見ると牡丹にかけられた白い傘が庭一面に広がる景色がユニークであった。

おすすめ度 ★★★
(3.4)
牡丹の花の寿命は短い。当麻寺では雨などに当たらないよう傘をさして大事に保護されている。
番傘の放列が大変ユニークで中高年の人にとっては少し郷愁を誘うようなところもある。
立地的には大阪に近く申し分ない。
牡丹園は数ヶ所に分かれておりそれぞれに特徴を持たせているので大変見ごたえがある。
一つ難を言わせてもらえば、それぞれ別々に料金を払わなくてはならず
家族3〜4人ですべてを見て回れば大変な出費になるのだ。
お寺さんへの要望として、全部見て回りたい客には一括徴収してその分安くするシステムを採り入れてもらいたいものである。

牡丹の名所、当麻寺へご案内しましょう


当麻寺の仁王門

門の向うは江戸時代?

広場の左右に僧坊が並ぶ

2つの塔の間に双塔園

名庭園のある當麻寺中の坊の牡丹


中の坊は最も古い僧坊です

庭園は名勝史跡なのです

重要文化財の茶室・丸窓席

境内は牡丹でいっぱい

池と石と白砂に牡丹が映える当麻寺奥の院へどうぞ


石段の上が奥の院の入口だ

池の周りに石と白砂の庭園

楼門から東西の塔が見える

異国の雰囲気、建物と石庭

裏山から見る景気が良い当麻寺西南院へどうぞ


西南院の入口

池に映る三重の塔は見もの

裏山に上ると景色がよい

山手から見る東西の塔

西南院の庭も美しい

山手にはシャクナゲも

山手から見る牡丹の傘