奈良公園の紅葉

奈良公園は日本を代表する大公園である。
紅葉もそれなりの規模を見せてくれるであろう・・・?
と期待しながらバイクを走らせた。

春日大社の駐車場にバイクを停め若草山の方に歩いた。
最初にやってきたのは水谷茶屋という店付近の紅葉だ。
茅葺の屋根を覆うように色づいた紅葉は日本人の心を揺さぶる。
とと・・・外人さんの方が多いではないか?
なんと外人さんの心をも揺さぶっているようだ。

若草山は左手の方に紅葉が少しあるが、全く物足りない。
若草山の舞台の前に紅葉が欲しいところだ。

奈良公園で紅葉の多い所は東大寺の東側だ。
奈良春日野国際フォーラムの前が浮雲園地、その北側が春日野園地と云われ、
広く落ち着いた雰囲気の芝生公園となっている。
二つの園地の間を地割れしたように川が走っており
その川の両岸を300m程に渡ってモミジが植えてある。
殆んどが真っ赤。側に近づくほどにボリューム感が凄い。
物凄く美しい、が 何か少し異様な感じがしないでもない。
両側が落ち着いた芝生広場で真中に真っ赤に燃える紅葉のラインが走っている。
それを和らげてくれているのは愛嬌たっぷりにすり寄ってくる鹿たちである。

奈良公園にはもう一ヶ所人気の見どころがある。
この川からは500m程南にある浮見堂である。
池に浮かぶ浮見堂の周りが紅葉している景色はなかなかのものである。
紅葉のボリュームとしてはそれほど多くはないが
池に映る紅葉と浮見堂そして近くの山々と折り重なって絵画のような世界である。

おすすめ度
(3.1)
広い奈良公園を歩き回るのは大変です。
紅葉としては東大寺と奈良春日野国際の間に流れる川の周辺です。
余裕があれば浮見堂あたりへも周ってください。

奈良公園の紅葉の景色です



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