鶏足寺の紅葉

鶏足寺は琵琶湖の北、木本町にある独特の雰囲気を持つ紅葉の名所だ。
「鶏の足のお寺」?、なんて変わった名前なんだろう、
鶏足寺という名前に惹かれたように多くの紅葉の狩人が・・・。

参道に立ってみて驚いたことはその参道の堂々たる姿だ。
鶏足寺は無住職のため参道も長い年月を経てくずれてきてはいる。
が、しかし堂々とした雰囲気は創建時とそう変わらないのではないだろうか。
そして鶏足寺参道の両側には背の高いモミジが紅く色づいている。
紅葉のトンネルというか、まるで赤い天井のドームのようだ。
不思議な大きな空間が私たちを包み込む。
仏の体内なのだろうか?
それともこの道はおとぎの国へ入るワープの道なのだろうか?
いいえ、仏界への道、すなわち生きている命の幸せを感じる道なんです。
どこからかそんな声が聞こえてくるようだ。
思いっきり紅葉で飾られワープの道をおそるおそる歩む。

上を見上げて一歩進み、
下に降り積もった紅葉の落葉を見て一歩進み、
前の石段を見て昔の栄華を想像しながらまた一歩進む。
時を忘れて、今、自分は鶏足寺の創建時の奈良時代へワープしようと試みている。
そんな錯覚さえ覚えるのだ。

一味も二味も違う、そんな鶏足寺の紅葉だ。
おすすめ度
(3.9)
かっては穴場的な紅葉名所でしたが最近は結構有名になって訪れる人が大変多いです。
土日は車も混みあいますので平日がお薦めです。

鶏足寺の紅葉を説明をつけてご紹介


石道寺から鶏足寺に向かう道も紅葉でいっぱい

鶏足寺が近づくにつれ紅葉も輝きを増しています

鶏足寺前の広場も紅葉に囲まれています

向こうの紅葉の下を右に行けば鶏足寺の参道です

光り輝く紅葉の連続、我を忘れます

長い紅葉の参道は感動の参道です

紅葉のトンネルをゆっくり楽しみながら石段を上がります

お寺の直前は勾配のきつい石段です

空を見上げれば美しい紅葉のリングです

栄華の夢を偲ぶかのように美しく輝いています

鶏足寺と石道寺のデータ